教会に働く聖霊

令和5年5月8日(月)より新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行することに伴い、礼拝での規制を緩和します。具体的には、会衆讃美は全節歌唱する、省略していた聖書交読を復帰し、司会者朗読→会衆朗読を交互に行います。
なお、礼拝中のマスク着用は引き続き推奨、「平和の挨拶」の握手の自粛は今後も実施しますので、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

メッセージ

<使徒の働き 13章1~3節>
MB寝屋川キリスト教会牧師:大山 明

開会聖句

主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたすべてとともにありますように。

<コリント人への手紙第二 13章13節>

メッセージ内容

Youtube動画

 メッセージ動画公開:6/30 PM 2:53

 


礼拝メッセージの要約を公開しました。

1.聖霊は三位一体の交わりの中におられる

聖書が教える神は三位一体の神です。父なる神、子なるイエス、そして霊なる神(聖霊)です。神の中に3つの位格があり、その間に矛盾がないのです。つまり神ご自身の中にチームワークや愛の交わりがあり、特に聖霊なる神は3つの位格をつなぐ役割を果たしています。
洗礼を受け、公の働きを始めようとされていたイエスに聖霊が降り、父なる神がイエスを喜ばれました(マルコ1:9-11)。三位一体の神の間に交わりがあることがよく分かる場面です。

2.聖霊は私たちの間に交わりを生み出す(Ⅱコリント 13:13)

クリスチャンは信仰生活を個人主義的に考える傾向がありますが、それで終わるのではありません。私たちがほんとうに神を信じたなら、私たちは人の中に出ていきます。つまり人との交わりに戻っていくのです。神を知らないで生きていた間は、人との交わりを作ることができず、人を愛することができませんでした。神から離れて生きている人間はわがままで自己中心だからです。
イエスは私たちの身代わりとなって罪のさばきを受けて十字架で死なれ、3日目によみがえられ、私たちの罪を赦し、私たちに新しいいのちを与えてくださいました。神を信じ受け入れた瞬間、私たちに聖霊が与えられて、聖霊は私たちの内に住まわれます。この内住する御霊が私たちを造り替え、交わりを生み出してくださるのです。たとえば人と関われるようになり、人を赦し、愛することができるようになるのです。
私たちは人間関係の中で、時に傷つき、苦しみ、失望します。でもそれを乗り越えて絆が深まり、信頼関係を生むことができるとも言えます。その乗り越える力を与えてくださるのが聖霊です。つまり聖霊なる神のいちばんの役割は「交わりをつくる」ことにあります。
Ⅱコリント 13:13 にあるように、イエスは私たちに「恵み」として救いを与え、父なる神は私たちを愛し、聖霊は私たちに「交わり」を造り出してくださるのです。私たちが聖霊に満たされると、人に対して心を開くようになります。人間関係で悩んだ時こそ、聖霊の助けを豊かに知ることができるのです。
うわべだけで愛したり、建前で赦そうとしたりしてはいけません。愛するなら心から愛する、赦すのなら心から赦さなければ意味がありません。だから自分の正直な気持ちを神に伝えることが大切です。そうすれば聖霊の助けをいただくことができるでしょう。そして交わりから一致が生まれていくのです(エペソ 4:1-3)。

3.聖霊は教会に一致を生み、宣教を拡大する(エペソ 4:1-3)

教会が一致することは簡単ではありません。信者同士で集まって礼拝していても、私たちの中には自己中心的な部分が残っているからです。しかしその弱さを乗り越えさせてくれるが聖霊です。御霊が教会を一致へと導き、教会は成長するのです。
「御霊の交わり・一致」とは、「御霊が造りだしてくださる交わり・一致」ということです。これは神ご自身の力によるものです。だから私たちが教会の中で愛し合い、仕え合い、お互いのことを思いやって、仲良く楽しく教会を形成していれば教会に集う人は増えるでしょう。でも愛がなければ教会は成長しません。
アンティオキアでは沢山のギリシャ人が改心して、異邦人を中心とした最初の教会が誕生しました。そしてアンティオキア教会からバルナバとサウロ(のちのパウロ)が宣教師として送り出されることになったのです(使徒13:1-3)。
この時彼らは礼拝し、断食していました。その時みんなの心の中に「これからパウロとバルナバをもっと広い宣教の働きのために送り出すべきだ」という不思議な確信が生まれたのです。それで教会はふたりを宣教師として遣わすことになりました。
教会が成長する時にはこういうことが起きます。ひとりに与えられる願いは、それが教会全体に関わることなら、必ず周りの人にも同じ重荷や願い、確信として与えられ、それが教会全体の祈りになっていくからです。
また使徒の働きの15章にはエルサレム会議の様子が記されています。長い時間をかけて議論した結果、パウロとバルナバの主張が通りました。そして会議の結果を報告する手紙に「聖霊と私たちはこのように決めました」と書いたのです(使徒15:28)。
自分で考えることをせず聖霊が語ってくださるように求めることも時には必要かもしれません。しかし聖霊の導きを求めつつ謙虚な思いの中で考え、聖書を読み、友人と話し合い、分かち合う。その中で選択肢が与えられ、話し合いの中で少しずつ道が示されて、これが御霊の導きだと信じるようになることもあるのです。
聖霊は人と人とをつなぎ、一致を与えてくださいます。聖霊は教会という共同体の中に働かれます。だから教会を愛して祈ってください。献身して牧師や宣教師になるのでなくても「神様、私の人生をあなたにおささげします。どうぞ私を用いてください」と自分を神にささげるのです。その時に私たちの人生は祝福されていきます。
そして神に自分をささげ、聖霊に向かって心を開いていく時に、聖霊は私たちを満たしてくださいます。神秘的な体験をするということではありません。静かなうちに聖霊は私たちの心の思いや考え、人格のすべてを導こうとされます。そして教会の働きのために、私たちを用いてくださるのです。人を赦せるように、愛するように私たちを変えていってくださるのです。

メッセージ要約のダウンロード(PDF175KB)

新聖歌

開会祈祷後:137番、メッセージ後:143番

聖書交読

詩編70篇 1~5節

2024年教会行事

7月3日(水) オリーブいきいき百歳体操 10時~11時

#56-2927

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