2024年3月10日(日)の礼拝は、第5期のタイ宣教の働きを終え、一時帰国されておられる、額賀潤二先生・ひとみ姉ご夫妻が、8年ぶりに千里教会に来訪され、共に礼拝する貴重な機会となりました。
当教会牧師の砂山先生とは、神学校時代の同級生として、3年間机を並べ共に学ばれ、卒業されてからは、語学を学ばれた後、宣教師としてタイに赴かれました。
「御手の中で」として、14年間に及ぶ宣教の総括を証しとして交えながら、メッセージを語っていただきました。
最初は奥さまのひとみ姉から、現在の宣教の様子についてご報告をいただきました。
昨年の初夏に赴いたカラシン県は、その前にいらっしゃったクム村から1200キロの距離があり、自力で引っ越しをして開拓伝道を始められました。
教会は持たず、スタッフとして協力されている方のお宅のフリースペースを「平和の家」として開放いただき、その場所で日曜日の午前中に礼拝を持たれているそうです。
日曜日の午後からは、平和の家での礼拝に来ることができない方のお宅に移動して、そこに集まる兄弟姉妹たちや求道者の方と夕方の礼拝を持たれています。
木曜日には、生活が困難な方に寄り添う活動をされ、ホームレスの方の支援や事故に遭われて身体が不自由になられた方が受洗して救われるまでのお話をお聞きしました。
また、中華料理などに使われる「フクロダケ」を栽培する活動を通じた宣教活動の話も大変興味深くお聞きしました。
神さまのみこころは、私たちの想像をはるかに超えた形で結果として表れることを知れるお話に、元気をいただきました。
その後は、額賀 潤二先生より、プーケットに降り立ってから始まったタイ宣教14年間の歩みを振り返りながら、幾多の困難に遭いながらも活動を続けてこれたのは、「神の御手の中に我々が生きて用いられ、歩む道を導いてくださったから」と語ってくださいました。
神さまの御手にある神の国は、今生きる我々の人生そのものの中にあって、自分に起こるいい事も、悪い事も神さまは用いられ、寄り添われ平和に歩ませてくださる。
我々は日々の生活の中で、「タイパ」やら「コスパ」といった効率化に心を囚われていて、粘り強く物事に関わり続けることや、結果がでない事を簡単に諦めてしまいがちですが、神さまのタイミングに希望を抱き、これからも祈り続け、自ら信じる道を歩んで行きたいと思いました。
本日の額賀先生のメッセージ「御手の中で」はこちら
現在ご夫妻は一時帰国中ですが、再び4月からタイに出国され、宣教活動を再開されます。
皆さんも、ご夫妻のタイでのお働きが祝福されるよう、お祈り・ご支援をよろしくお願いします。
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